目標だけでは足りない、具体的な筋道「行動目標」をつくる

選手やクライアントと共に「目標を立てる」ことをされるセラピスト・トレーナー・指導者の皆様へ

四ノ宮です。

それぞれの立場で、目標を立てることは多くあると思いますが、どのように目標を立てていこうかと悩まれる方は多いと思います。

目標を立てるけど、漠然と立ててしまうために、目標に対してモチベーションがいつの間にか下がってしまい振り返りをすることなく過ごしていないでしょうか?

忙しい中だと、ついつい後回しにしてしまうことも多いと思います。一番大切なことなのにできないことは「目標づくりと振り返り」だと思っています。

でも、この設定が作れない人が、子供たちの目標を達成させることができるのでしょうか?本気で取り組みたいと頑張っている自分の視点が偏ってしまっていることも不安ではないでしょうか?

このままの状態で、自分自身の専門分野を教えることが、本当の教育として良いと思いますか?技術だけの指導ではなく、選手やクライアントの社会、家庭、勉強のことなど問題は多岐にわたるために専門分野+αをしていくことで、人として目標に近づいていくのではないでしょうか?

目次

目標を達成するための、問題を理解していく

目標を立てるだけではなく、具体的な道筋が分からないと、どのように進んでいけばいいのか分からなくなってしまいます。

目標を達成するためには、まっすぐな道のりではなく、様々な問題や壁にぶつかりながら、それでも達成するために努力をしなくてはいけませんよね。

例えば、

学生であれば、「全国大会出場」、目標タイム〇〇を突破すること目標とします。

目標を達成するために必要になる、具体的な行動目標を立てるとすると、下記のような感じになると思います。

  • 可動域を広げる
  • 瞬発力をつける
  • スポーツ技術をつける
  • 筋力をつける
  • チームとしての作戦を理解する

このような身体的・技術的な要素を構築していくことをパフォーマンスピラミッドという概念で考えられています。 

このように身体的要素や、技術的要素に目が向いてしまうと思います。みんな同じ時間の中で、このようなことを練習をしていきます。

さて、どうでしょうか?みんなが目標タイムや成果が出るでしょうか?それだけでは自分自身の能力は最大限発揮ができずにいる人も出てきてしまいますよね。

このような能力が発揮されずに、達成できない状態が続いてしまうと。。。。

一般的に正しいプログラムを当てはめてしまうことで見失ってしまう、選手個人個人のパーソナリティーを見ることができないことが問題になってしまい、達成することができないことから自己肯定感の低い選手となってしまうのです。

指導者の視点で、正しいことだと考えることが実は「落とし穴」にもなることを忘れないでください。

パーソナルティーとは、スポーツ現場や指導現場の中で見える顕在的な問題だけではなく、その他の目に見えない潜在的な問題と結びつけらることが大切なのです。

なぜ、できていないのか?という問題こそが本当の「行動目標」になっていくのです!

解決策として「行動目標」を明確にしていく

□潜在的な問題を明確にしていくことを、選手・クライアント視点で、本人に気づいてもらうことから始めていきます!

8フレームという、原田教育研究所の原田隆史先生が教育で使われている振り返りと目標づくりをご紹介させて頂きます。世界16ヵ国で学ばれている教育の専門家でもありスポーツ界では大谷翔平選手も学んでおり、大手企業まで指導をされている方の内容になります。

私自身も認定を受けている中で、本当に良かったもので、トレーナー活動、スタッフ教育、家族、メンタルトレーナーとして利用して多くの方から喜びの声を頂いております。

みなさんも、実際に現状の自分のことについて潜在的な問題を炙り出してみましょう!

スポーツ競技をしている中でも、下記のような競技以外の問題についても影響をしていることになりますので、幅広い視点で選手やクライアントを見ていくことが必要なります。

  • 不健康で怪我をしている、病気になっている。(本人、家族)
  • 家族とは相談することがなく、話す会話も減っている
  • チームでの仲が悪い、人間関係などで信頼されていない
  • 指導者や、チームの環境に問題がある
  • 勉強する時間が取れずにうまく両立ができない
  • 睡眠時間が十分に取れていない
  • やることがたくさんあり、整理できなくなっている

このように多くの問題があり、クリアにしていくことで、練習に集中をすることができ、自分らしく安心をしてプレーをすることができる。と繋がっていくのです。

ということで、目標達成をしていくための、筋道である行動目標を立てる評価方法をお伝えします。

「8フレーム」という、振り返り方法

1、2022年の振り返りとして総合100点満点中で得点を記載をしてください。(主観で大丈夫です。5秒で答えてください)

2、8つの項目(フレーム)に点数を記載してください。10点満点中です

  1. 健康
  2. 家族
  3. 人間関係
  4. 仕事・競技
  5. 時間
  6. 環境

【1・2の解釈】

総合得点で、少ない点数で悲しむのではなく、全体的には低くても、8フレームで高い部分も必ずありこの部分に対して、頑張った、感謝すべきこと!という観点を持つことが大切です。どんなに辛くても、頑張っているものを認め、感謝の気持ちを持つ視点が大切にしてください。

そして、総合得点を高くするためには、満足できる一年にするためには、低い得点の部屋に対して、ピックアップをして選択をします。これが「問題解決をするための具体的な行動目標」になるのです。

3、2022年の点数を100点にするためには、どの部屋を改善すれば良いでしょうか?2つの項目(フレーム)を選んでください。

この選択された項目を、どのようにしていけばいいのか?を考えていきます。大きな目標がある中で、具体的な行動目標を立てていくことで、それを達成をしていくことで点数を上がりますよね!

具体的な行動目標を明確にして、過去からの振り返りから、今やるべきことを1年間の目標にしていくのです。

そのためにするべきことも考えて行っていけば満足度の高い時間を過ごすこととなり、技術的なパフォーマンスピラミットの達成はしやすくなる!

最後に、思いを持って取り組んでいくことができればあなたの能力は発揮されて、目標を掴む確率は向上していきますので、しっかりと振り返る8フレームの視点をもち、是非目標づくりをしてみてください!

あなたにとって、素晴らしい一年になりますように。そして、クライアントや選手にもうまくいかなかったときに、このような視点で問題を解決されていくと良いでしょう。

まとめ

このような目に見えない潜在的な力「非認知能力」があることで、諦めずに「やる気」となること、できないことでも「問題を考え、解決する力」、一人だけではなく「リーダーシップ」をとり助け合っていく力、社会のためにという「社会貢献力」というような感情面があり、誰かのためにすること、大切な人を守り、過ごすことができることで、大きな成果が生まれてくるのです。

このような人を見るときに大切になる、潜在的な視点を持つことをどのようにしたらいいのか?というトレーナーやセラピストなど人を育成するためのポイントがありますので、潜在的なパーソナリティーを知りたい方は「スポーツ動作分析習得 無料メール講座」で学ぶことが出来ます!

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